Kzoku 活用術 その7(良い結果は、素早く、確実に)
数回にわたって、行動を増やすためには、意志の力や辛抱強さに頼るのではなく、条件(環境)、結果を整えることが効果的ということを説明しました。
条件を変える点はイメージしやすいかと思いますが、結果を操作する場合には、ちょっと注意が必要なポイントがあります。それは、「良い結果は、素早く、確実に」という点です。
前回の例で使った表を見てみましょう。
| 条件 | 行動 | 結果 |
| 仕事や家事の後、疲れている | 腹筋50回 | 親しい人にほめてもらう 好きな、冷たいドリンクを飲む 記録して努力を視覚化する 思ったように動けない 疲れる 体が痛い |
この例では、「親しい人にほめてもらう」、「好きな、冷たいドリンクを飲む」、「記録して努力を視覚化する」などの結果を追加しました。ほめてもらったり、冷たいドリンクを飲んだり、記録を見て楽しんだりするのに、あまり時間がかかりすぎてしまったり、確実ではなくなってしまうと、効果が少なくなってしまいます。
もし、せっかく腹筋をしても、ほめてもらえる確率の方が低かったり、ドリンクが冷蔵庫に入っていなかったりしたら、あなたならどう思いますか? 「せっかく、やったのに〜」と感じませんか? 少なくとも、そのために頑張ろうとは思わないですよね?
「強化の原理」では、結果が、確実に、すぐに得られる方が効果的なのです。
ここで、ダイエット一般の話に視点を変えてみます。
もし、腹筋を50回したり、30分走ったりする度に、体重が目に見えて減ったらどうでしょうか。体重が減るのを確認できるのは、とてもうれしいことなはずですから、自然にその行動は増えていきます。腹筋→体重減る→うれしい→腹筋→体重減る→というサイクルができて、そう簡単には挫折はしないでしょう。
問題は、ダイエットはそう簡単にはいかない点です。
体重は、ある程度の期間の食事、運動などの結果として、変化します(※)。前日すごく運動したのに増えてみたり、予定よりも食べてしまったのに減ったり、ごく短期間では効果が分からないことも多いのです。
このことがダイエットが続きにくい理由にもなっているのです。
「○○キロ減で□□を自分にプレゼント」といった目標やごほうびの決めごとは良いことなのですが、それだけでは、「今日一日の運動だけでは結果がそう違わない」という現実に打ち勝つのは難しいのです。
続く...
※:正確には、毎日変わっていても純粋な増減を把握することが難しい。
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